東京03 リモート単独公演にみる、ポストコロナにおけるライブの在り方
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- 2020年5月31日
- 読了時間: 4分
本ブログへの訪問、ありがとうございます。
皆様いかがお過ごしだろうか。
緊急事態宣言が全国的に解除された。
私は、いつも指名している美容師の方が出勤されたと聞き、約3か月ぶりに散髪をした。
街に出ると、今までと全く同じとはいかないまでも人々が週末を楽しんでいた。
活気が戻るのはいいことだが、第2波が起きては元も子もない。
引き続き感染防止の意識は持って行動していきたい。
今週の一本 東京03 リモート単独公演「隔たってるね」
初の「お笑い」についてのブログである。
そして、筆者が本ブログを開設したときに、「お笑いについて書くなら東京03でスタートしたいな」と内心企てており、念願叶ったかたちになる。

東京03は、2003年結成の言わずとしれた日本のお笑いトリオである。
毎年、数万人動員規模の単独公演を開催、テレビにも多数出演しており私が彼らを知ったのも何かのネタ番組であった。
決して突飛な状況設定ではなく、「あるある」と感じる日常のちょっとした出来事をコミカルにコントに落とし込んでおり、あっという間にファンになってしまった。
2年前からは単独公演に参加し、更に彼らにのめりこんでいる。
そんな東京03がリモート単独公演開催を発表したのが、公演8日前の5/19であった。
「リモート単独公演」と聞いたとき、筆者は全く想像ができなかった。
3人が劇場を借りて配信?過去の名作コントの総集編?オンラインのトーク番組?それとも一体。。
8日間、期待に胸を膨らませ続け、ついに公演当日を迎えた。
定刻から数分遅れ、画面に飯塚さんが映る。その瞬間、戦慄走る。

「飯塚さん、自宅!?」
この瞬間、私の予想は外れ、3人が各々の自宅から配信するのだと分かる。
しかし、頭で理解していても状況が呑み込めない。
「自宅から各々配信する形式で、コントは成立するのか?」

結果、私の心配はすべて杞憂であった。
今までの単独公演同様、あっという間の名作コント劇場だったのである。
筆者は、今回リモート単独公演を大成功させた東京03の偉業に、ポストコロナにおけるライブの在り方見た。
通常の単独公演(世間一般のお笑いライブ)と今回のリモート単独公演で異なっている点を、ざっと挙げると以下のようになるだろう。
①劇場の設備(音響やライト、ステージのスペース)がない
②衣装や小道具によって、視覚的にコントの設定を伝えられない
③観客が見えない
④スタッフが近くにいない
⑤準備期間が短い(約1週間で完成させたとのこと)
⑥通信環境によって、映像や音声の乱れが起きる可能性がある
どれも障害になるじゃん!!!
素人の私でも、如何にリモート単独公演実施が無謀か分かる。
しかし、東京03チームは、全てクリアしたのだ。
①、②は歴戦の経験値に基づく3人の演技力でカバーした。衣装も小道具も最小限だった。
③の状況でも3人は集中を切らさなかったし、角田さんはいつも通り、テンションを高めてアドリブをしているように見えた。
短いリハーサル期間ながら④、⑤もチームワークでカバーした。
⑥の事態にはならず、セッションの音ズレも一切なかった。
単独公演同様、幕間のVTRや音楽も、きちんと機能していた。
また、観客同士のリアルタイムの感想がチャットで交わされ、通常の単独公演にはない熱気を生んでいた。
そして、平日ながら最終的に1万8千人視聴の記録を残したのである。
つまり、今回のリモート単独公演は、オンラインを有効利用することで、逆境をプラスに変換し、今まで東京03の単独公演に参加できていなかった人々までリーチしうる抜群のプロモーションとなった。
企画から1週間で、大成功させた東京03とスタッフ陣がいかに優秀か分かるだろう。
3人も通常の単独公演と同様の緊張感と手ごたえがあったことを、何度も打ち上げ動画で述べている。
以下の動画では今回のリモート単独公演の裏話をキーマンたちが語っているのでぜひ併せてチェックしてほしい。
在宅がまだまだ強いられ閉塞感のある現在において、今回の東京03の偉業は大きな反響があった。また、関係者の中では今後のライブの在り方を考え直す機会にもなっただろう。
まだ見ぬライブ体験が更に生まれるヒントになるかもしれない。
今回の配信をきっかけに東京03のライブに足を運びたくなった方も多いだろう。
しかし、東京03のチケットは常に激戦で筆者も大阪、福岡への遠征を経験している。
ここでおすすめしたいのが、「東京03カンパニー」というファンクラブだ。
筆者は当然のように会員=カンパニー社員である。毎週ラジオが配信されており、カンパニー社員とメンバーの交流が積極的に行われている。またチケットの先行予約も行われるので、月額600円だが会員になって損はないと断言する。
最後にファンクラブの宣伝になってしまったが、月額費の支払いも立派な活動支援となる。
良質なコンテンツを提供するアーティスト達の活動を、可能な範囲でこれからも応援していくこと。
それがアーティスト達の創作活動を支え、モチベーションになること。
力を合わせて、この苦難に立ち向かっていきたい。
皆様の週末が充実しますように。
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